成人スチル病のセルフチェックと治療方法

2019年09月07日

16歳以上の成人が、39℃以上の不明熱が続き咽喉が痛む場合、成人スチル病が考えられます。
成人スチル病は膠原病の1種です。
膠原病と言うのは、本来は自分の体を外敵から守るはずの免疫システムが何らかの勘違いを起こし、自分自身の体を攻撃してしまう疾患です。
成人スチル病の特徴は、ピーク時の39℃を超える弛緩熱です。
弛緩熱とは、1日の体温差が1℃以上あり、なおかつ最低体温が37℃以上の発熱です。
不明熱は、有熱期間が3週間以上で、38℃以上の発熱が経過中に数回以上認められ、検査をしても原因が不明なもの、と定義されています。
さらに特徴的な症状に、サーモンピンク皮疹や関節痛があります。
サーモンピンク皮疹は、鮭のようなサーモンピンク色の紅斑が四肢や体幹に出ます。
痒みはなく、解熱と同時に消退します。
関節痛は肘や手に多く、関節の変形は見られません。
これらの自覚症状から、ある程度のセルフチェックは可能です。
膠原病は専門医が診察しないと診断が難しい事が多いので、セルフチェックで該当すれば、膠原病の専門医を受診することをお勧めします。
検査データーや診察所見では、フェリチンと言う値が高くなります。
また、リンパ節の腫れ、肝脾腫が見られることもあります。
治療は、非ステロイド性鎮痛消炎剤(NSAIDs)で様子を見ます。
この医薬品は日常的によく使用される医薬品で、ボルタレンやロキソニンが該当します。
これらで改善が見られない場合はステロイドを使用します。
ステロイドに対しては何かと偏見や副作用を怖れすぎている面がありますが、50年以上前から使われている医薬品です。
膠原病の専門医なら使い慣れており、副作用も心得ています。
医薬品は絶対に自己判断で中止や休薬をしないで下さい。
特にステロイドでは、大変危険な行為です。
不明熱で困っている人は、一度セルフチェックし、該当すれば膠原病専門医の診察を受けましょう。